食品専門誌、新聞、雑誌、テレビ、ラジオ、ウェブサイトなどから集めた、食品の安心安全に関する情報をご紹介します。
フォーブス2007.11月号掲載「ニッポンの食を救え!」より引用
3 冷凍食品会社のレベルアップ
日本人の間には、残留農薬と健康被害とを、短絡的に結び付ける傾向があるのかもしれない。
「農薬として登録されているものの中には、たとえ基準の100倍であっても、人の健康に害を与えないものもある。正しい理解が必要です」(片山部長)
04年には、「輸入冷凍野菜品質安全協議会」を設置。現在、同社のほか冷凍食品会社19社が加盟しているが、1社の不祥事が業界全体に悪影響を与えるため、全体のレベルアップを図るという狙いもある。
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新たな試みとしては「日冷蔬菜(そさい)会工場認定制度」の開始が挙げられる。この8月の第1次認定では、冷凍野菜の生産委託先である中国の6社と台湾の3社の合計11工場に対し、残留農薬の検査体制などで基準を満たすとし、認定証を交付した。
こうした同社の施策が安全性に寄与していると見る向きは中国側にも多い。なお、一連の施策にかかるコストを流通業界にも理解を求めているところだという。
「低価格だけど安全・安心面が劣るというのがのがいちばん嫌われる。だからといって、当社製品の値上げがすんなり容認されるわけではありませんが」(片山部長)
[残留農薬2 ニチレイフーズの場合] 1はじめに │ 2中国野菜の安全確立 │ 3全体のレベルアップ
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