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梅干作りの道具のこと

梅干しを漬けるために知っておきたい道具の基礎知識です。ボウル、容器、ふきん、竹串、落とし蓋、重石、ざる。道具は、清潔で塩分や酸に強いことがポイントです。

  • ボウル
  • 漬ける容器
  • ふきんと竹串
  • 落とし蓋
  • 重石
  • ざる


① ボウル


ほうろう製の大き目のボウル
梅に塩をまぶしたり水に浸したり、赤ジソを洗ったりするときに便利なのがボウル。

ここでも金属製は禁物です。使うならほうろう製かガラス・陶製のボウルを用意しましょう。

梅を水に浸すときは洗い桶などでもかまいませんが、大きめのボウルを一つ用意しておくと塩も一度にさぶせてなにかと重宝します。

小さめのガラスの保存瓶も用意
大きめだとガラス製は重量が出て扱いにくいので、できれぱほうろう製のものを用意しましよう。

梅酢を取り分けるときのために、清潔な小さめのガラスの保存瓶も用意しておきます。


② 漬ける容器

陶器やほうろう製
梅干しは塩と酸が強いので、さびを出さないようにすべてにわたって金属のものは避けるようにします。

漬ける容器はかめなどの陶器やほうろう製、ガラスのものを使い、プラスチックや金属製は避けます。

じょうぶな容器
梅と重石とでかなりの重量がかかりますのでじょうぶなものを用意しましょう。

形は落とし蓋や重石ができ、梅を取り出しやすい広口のずんどう型がよく、漬ける梅の分量の5割増しから倍程度の容量を目安に選びます。

容器のキズ、ひび割れをチェック
使う前にほうろう製のものは傷がないかどうか、陶製のものはひび割れがないかどうか調べます。

ほうろう製は傷があるとそこからさびて、梅干しがだいなし。不潔なものはカピの原因になりますのぞ清潔なものを使います。


③ ふきんと竹串

木綿のふきん

梅の下処理にかかせないのがふきんと竹串です。ふきんは梅をふくときに使いますが、木綿でー度洗った清潔な乾いたものを用意します。

キッチンペーパーなどではふいたときに紙のかすがつくことがありますから、やはりふきんを用意しましょう。梅酒用の梅をふくときなどはあたりの柔らかい木綿のふきんが梅に傷をつけずに最適です。

使いやすい長さの竹串
竹串は自分の手に合わせた使いやすい長さのものを用意しましょう。


④ 落とし蓋

木製や陶製のもの
梅や梅酢に直接ふれる落とし蓋は木製や陶製の平らな皿などが適しています。

木製のものも金属の釘が使ってあるものはそこからさびが出ますので、木や竹釘を使ったものを選びます。

容器の直径より、一回り小さなサイズ
梅酢が上がってかさが減つたときにもきちんと材料の上にのるように漬ける容器の直径を測り、一回り小さなものを用意しましょう。


⑤ 重石

陶製や自然石のもの
重石は陶製や自然石がよく、小石やれんがなどを酸や塩に弱いビニール袋やアルミ箔で包んで代用することば禁物です。

市販の表面がポリ製やビニール加工してあるものでも酸や塩に強いものであれば使えます。

かさが減っても梅の上にしっかりとのるようにかならず漬ける容器の中に入る直径のものを選びましょう。

2種類の重さを用意
途中ぞ重石を減らしますので、2種類の重さを用意するか、梅と同量の重石を3個ほど用意して重ねてのせましょう。


⑥ ざる

竹製がいちばん
梅の水けを切ったり土用干しに欠かせないのがざる。

梅へのあたりが柔らかく酸や塩分に強い竹製がいちばんです。金属製や金属製の釘を使ってあるものは避けます。

平らな“えびら”か平たいざる
土用干しには平たいざるが必要です。盆ざるでもよいのですがもっとも適しているのは縁が3~4㎝あがっていて平らな“えびら”。つるすときにもひもが通しやすい作りです。

汚れや水分は禁物。きれいに洗い清潔で日光消毒した乾いたものを使いましょう。


「特選ウメ干しウメ料理223」(家の光協会)より引用
おいしい顔【梅のちから】 0120-290-395

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