食品専門誌、新聞、雑誌、テレビ、ラジオ、ウェブサイトなどから集めた、食品の安心安全に関する情報をご紹介します。
朝日新聞 2007.10.1掲載「食の安心は?中国産1」より引用
日本向け野菜 栽培から管理
「中国産は危ないと思われているのでしょうか。安全な野菜を作ろうと努カしていることを、日本でPRしてほしい」
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8月下旬、中国・浙江省。冷凍食品大手、ニチレイフーズの素材調達部・川澄栄グループリーダーは、取引先の中国企業幹部らから相次いで懇願された。
今年、米国を中心にウナギや歯磨き粉など様々な商品から融解物質が検出され、イメージの悪化を心配していたという。
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昨年、輸入された野菜(冷凍含む)は6割が中国で、約175万トン。同社も年間に扱う約7万5千トンの冷凍野菜の35%は、中国産だ。
取引先や消費者から安全性に関する問い合わせが増えた。
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5年前にも中国産の安金性が問題となった。冷凍野菜で基準を超える残留農薬が検出され、業界金体が打撃を受けた。
同社は、これを機に野菜の栽培から直接管理を始めた。
工場直営か、契約農場で育てられたものに限定。国内向けとは別の区画で、日本の残留農薬基準をクリアするようにしている。使う農薬の種類・回数も事前にチェックし、栽培状況も確認している。
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残留農薬は収穫前、加工後、包装後の3回、自主検査。違反に満たない小さな値でも、出れほ原困を追究する。
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水産大手も神経をとがらせる。
中国の、関連会社や協カ工場で魚の加工を手がけるニチロは、細菌数が日本の基準の千分の1を上回るものは不合格にしている。
大きい加工工場では3、4千人が働く。「一番心配なのは食中毒菌や異物が入ること。加工技術と同時に、衛生面の教育に力を入れています」と営業企画部の小松達人・中国室長は話す。
[食の安心は? 中国産] はじめに → 1日本向け野菜 → 2水際のチェック → 3伸び続ける輸入額 → 4欧米への輸出 → 原産国表示
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