食品専門誌、新聞、雑誌、テレビ、ラジオ、ウェブサイトなどから集めた、食品の安心安全に関する情報をご紹介します。
フォーブス2007.11月号掲載「ニッポンの食を救え!」より引用
「安全な食」への判断カを養おう
取材/辻和成、冨田充、フォーブス編集部
読者の「食の判断力」
さて、産地偽装問題、衛生管理問題、そして残留農薬問題と取材を続けてわかったことは、食品・外食産業にとっては信頼強化への「ブランド作り」が欠かせなくなっていることだ。
この現実を見極められない企業の将来は、極めて厳しくなっていることだけは明らかだ。
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では、安全な食品を食べるにはどんな工夫が必要なのだろうか。
前出の農民連の石黒氏は、「食品は、国産を選んだほうがリスクが少ないと言えます。また、輸入ものは原産国表示をよく見るようにしてほしい。
例えば、最近の違反が明らかになった国・品名に該当していないかなどをチェックしてください。そのうえで、加工食品ではなく、安全なものを自分で調理するのが一番です。
また、全ての加工食品の原産地を表示し、消費者が選べるようにしてほしいものです」と語る。
なお、中国産など海外産品の場合は、プランドなどから信頼できるものを慎重に選ぷことが必要だ。
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また、前出の日本農業新聞論説委員の小暮宣文氏は、「価格も重要な情報です。
ミートホーブ社がある小売りのPB商品として製造した牛肉コロッケの価格は8個で198円。牛肉コロッケがこの小売価格で作れるのか。そういう疑問を持つことです。
食品は安全が第一ですが、コストを無視したかのような商品には疑いの目を向けるべきでしょう」と語る。
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さまざまな「食への不安と不信」に関する情報が飛び交う中、これをどう読んで判断するか。読者の「食の判断力」を磨くことがなにより重要になっている。
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