食品専門誌、新聞、雑誌、テレビ、ラジオ、ウェブサイトなどから集めた、食品の安心安全に関する情報をご紹介します。
朝日新聞 2007.10.20掲載「食の安心は? 偽装-5」より引用
品選び最後は自分の意思大切
「天然」と表示した本マグロを亮っていた新潟県のスーパーに昨年2月、北陸農政局が調査に入った。
実際は養殖で、約9ヵ月にわたって販売。過去にも同様の不適正表示で指導されていた。
同農政局は日本農林規格(JAS)法に基づき、店に是正を指示し、店名も公表した。
「最近は食品表示に相当気を配る店が多い。意図的ではなかったが、チェック体制に不備があり、姿勢も改めていなかったので是正指示した」という。
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食品の偽装表示を見抜けるのか。「一つの売り場で偽装が見つかった店で、ほかの売り場でも確認されたケースは多い」。
こう指摘するのは、「わかる食品表示基礎とQ&A」の著書がある消費者問題研究所代表の垣田達哉さん。「一番分かりやすいのは鮮魚売り揚です」
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国産品は漁獲水域か水揚げ港の揚所、輸入品は原産国の表示を、「解凍」「養殖」の記載も義務づけられている。
かつて垣田さんが百貨店やスーパーを調べた際に、気にかかったことがある。
例えば、マグロは統計データから考えれは、国産より輸入品が多く、冷凍や養殖も相当量あるはずだが、想定したほどは見かけなかった。
「商品のあらゆる情報を積極的に表示しようという店ほど信頼性は高いと判断できるのでは」
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ただし、これもあくまでも一つの目安だ。
「良い物を選ぼうとするよりも悪い物を選ぱないようにする。最終的には店の態度や雰囲気を見て、自分の意思で選ぶことが大切」と強調する。(上田学)
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