梅干しの有機酸が、コンブの繊維組織を溶かす
コンブを煮るときには、梅干しを入れるとやわらかくなるといわれています。
これは梅干しに含まれる有機酸が、コンブの繊維の組織(アルギン酸)を溶かしてやわらかくするためです。
ただしこのとき、梅干しをたくさん使いすぎてはいけません。逆に繊維がくずれてべたべたになってしまいます。
目安としては、20㎝くらいのコンブに中粒の梅干し4~5個が適当です。
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コンブを水につけてやわらかくする場合も、梅酢を少々加えるとよいでしょう。
そうすれぱ、コンブのうまみ成分のグルタミン酸やミネラル類などの栄養素を逃さずやわらかくもどせます。梅酢は水の2割程度が適量です。
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また、梅に含まれる酸は煮くずれを防ぐはたらきもします。
リンゴのコンポートなどを作るときには梅酢を少々加えると、砂糖液の酸度がヒがって、煮くずれしにぐくなるというデータがあります。
「松本紘斉のよく効く梅百科(松本紘斉著 家の光協会)」より引用
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