21%から13%まで塩分を抜く

プロの梅干の作り方1 洗浄・脱塩2 漬け込み3 品質管理4 パック詰め

まず最初に、貯蔵していた梅干を洗浄します。

異物がないか人の目で確認し、脱塩タンクに漬け込み21%から13%まで塩分を抜きます。

●プロの梅干の作り方ワンポイント:減塩と塩のこだわり

減塩についてですが、どうしても塩抜きすると塩だけにとどまらず、元来梅干しに含まれる有効成分も溶け出してしまいます。

そこで当農園がどうにかして塩抜き不必要の14%前後の梅干しを作れないかと、今まで培った技術で漬け込んだのが、西文の梅 白干し プライム岩塩漬です。

この梅の特徴としては、原料梅を製造する過程において本来なら21%に設定している塩分濃度を14%に設定して、さらに塩はヒマラヤの塩であるプライム岩塩を使用していることです。

このプライム岩塩に着目した点は、地中から採掘していることと、うまみ成分であるヨウ素が豊富に含まれていることがきめてでした。それまでは海塩を使用していたのですが、大気汚染、海洋汚染が騒がれる今日、いちいち成分検査をするわけにもいかず、それなら太古の昔に作られた成分の安定した塩と言うことで使用しています。

海塩で漬けた梅干しはさすがにおいしいですが、この塩も勝るともと劣らずうまい。